【韓国本】話題のエッセイ「私は私のままで生きることにした(나는 나로 살기로 했다)」を読んで。
こんにちは、うの(@uno_00_)です。
韓国で60万部も売れるほどのベストセラーになった
「私は私のままでいきることにした(나는 나로 살기로 했다)」
というエッセイを読んでみました。
韓国でベストセラーになったものは見逃せない!というミーハー心から読み始めたのですが・・・。
現代を一生懸命生きるのに、ちょっと疲れてしまった。
行動を起こすのに少し億劫になっているように感じる。
そんな人に響くような、心に刺さる言葉が多い本でした。
最初にあった、かるーいミーハー精神はどこへ行ったのか・・・
本のと私の心に深く印象付いた言葉たちを、たっぷり紹介していきます!
「私は私のままで生きることにした(나는 나로 살기로 했다)」はどんな本なのか
人と比べて、何になる?
誰かと比べて生きるなんて、もうやめたらいいよ。
韓国の若者を中心に大反響!
世界にたった一人しかいない“自分”を大切にして生きていくために、
忘れないでほしい70のこと。
✓自分からみじめになってはいけない
✓誰かの期待に応えようとしてはいけない
✓自分以外の何者かになろうとしない
✓自分が輝ける場所で生きていく
✓通りすがりの人に傷つけられてはいけない
✓すべての人に理解されようとしなくていい etc.
ワニブックスより
現代を生きる人たちに向けたエッセイ集です。
このエッセイは6つのパートに分かれています。
- 自分を大切にしながら生きていくための to do list
- 自分らしく生きていくための to do list
- 不安にとらわれないための to do list
- 共に生きていくための to do list
- よりよい世界にするための to do list
- いい人生、そして意味のある人生のための to do list
こんな風に分かれた各パートに、
10個くらいのメッセージとそれに対する筆者の経験や考えが書かれる、
そんな形式になっています。
どうして韓国でベストセラーになったのか
ワニブックスより
BTS(防弾少年団)のジョングクが愛読していることが話題になり、そこからARMY(BTSのファンの名称)の間で反響が広がったようです。
さすが世界のバンタン、すごい力だ・・・
と感じると思いますが、有名人が読んでいるだけではないと思うんです。
それだけで60万部も売れるとは考えにくくて・・・
ここからは私の推測ですが。
韓国や日本の現代を生きて疲れ切っている若者の心に、じんわり染みるような言葉が多いからではないのでしょうか。
特に特に先進国なのに幸福度が低いと言われる日韓の。
それだけメッセージ性の強い本だったように感じました!
私の心に残った言葉たち
実際に読んでみて私が強く共感したり、胸に刺さったメッセージを紹介します。
最初は3つにしようと思っていたのですが、とても選びきれませんでした。
小一時間かけて、10個に絞れたぐらいでした・・・
少し多く感じるかもしれませんが、5個ほど紹介させてください。
↑付箋を使って特に自分に刺さったところにマークしていました!
人生の問いを後回しにしない
自分がやりたいことではなく、
やらなければいけないことばかりに夢中になり、
欲求を抑えつけてきた人は、
自分が本当に好きなのは何なのか、何を望んでいるのかという、
自己感覚を失ってしまう。
(中略)
そうなりたくないのなら、
やらなければいけないことではなく、
自分が本当に
すきなことを見つけて、自己感覚を取り戻そう。
先生に気に入られないと成績を上げられず、たった一回ミスをすれば責められる。
こんな学生生活は当たり前になっているけど
こうして過ごしてある日「やりたいことをしに大学の学部を選びなさい」と言われるのが、今の日本じゃないですか。
まさに自己感覚を失っている状態だなあと。
評価を気にしなければ自分が損してしまうときもあるけれど、
自分を抑えすぎるとそれが普通になって、自分がしたいことに気づくセンサーが無くなってしまいます・・・
やりたいことは他人ではなく自分のこころに問いかけなきゃいけないですよね。
世の中が決めた正解に屈してはいけない
韓国人は「Smart student(かしこい生徒)」=「Good student(良い生徒)」だと思っている
(中略)
勉強はできなくても「Good student」はいるし、
勉強ができても「Good student」でない場合もあるという。
この本には”韓国人は”という表記があるけれど、これは日本も一緒だと感じました。
その人自身ではなくてその人に関する数字の部分、
勉強面であるなら偏差値だったり、ルックスでいうなら体重だったり。
ひとつの正解にすがろうとせずに、自分も
周りの目線基準の数字ではなく、中身を見る癖のある人になりたいと感じました。
自分が輝ける場所で生きていく
才能とは何だろうか?
私が考える才能とは、
特定の仕事を人より「簡単に」できるということ。
(中略)
あなたが望むものと、
あなたが上手くできることの共通点を探そう。
もちろんそれは簡単ではないし、時間もかかるかもしれない。
才能って聞くと世界で一位になったオリンピック選手や、日本中で知らない人はいないような芸術家を想像したりするかもしれないです。
かもしれないというか、私がそうでした。
だけどそうではなくて、書類をうまく整理できるのも、聞き上手も才能。
これを知った時にハッとさせられました。
みんなが小さなことでも自分の才能に気づけるといいなと。
それが自己肯定感が上がる方法でもありそうですよね。
寛大な個人主義者になること
個人主義が発達していない国では、
経済水準が高くても幸福感は高まらない。
超集団主義社会の日本や韓国には、それが当てはまる。
(中略)
今の私たちにはふたつの変化が必要だと思う。
ひとつは、他人の人生に過度な関心を持たず、干渉しないこと。
もうひとつは、他人の反応に過敏にならないこと。
集団主義だからこそ、人と違うことをすることが悪目立ちしてしまいます。
日本で暮らしていたらほとんどの人がその環境に慣れてしまって、目立たないようにと考えるようになってしまうのではないでしょうか・・・
だから自分の幸せを優先できずにいる。
人に過度に干渉しないのはもちろん、少し勇気は要るけれど”他人からの評価におびえない”ということができたら強いんだろうと思いました。
そして他人に干渉しないこと。
自分に厳しい人ほど、他人にも厳しくなってしまってバランスが取れないことが多いんじゃないかなあ・・・自戒。。。
それでも自分だけは自分を理解してあげよう
つらい自分をさらに追い込むのはやめよう。
天才たちに悲劇をもたらしたのは、
彼ら自身も自分のつらさの原因を理解できなかったところにある。
自分を理解するのは、自分を哀れに思って同情したり、
自分には間違いはひとつもないと開き直ったりすることではない。
自分を理解する力ってまだ私にはないです。
でも今自分にはないんだと知れたことが、最初の一歩のように感じられます。
今は自分を理解する段階ではなく、自分を理解してあげる方法探しの段階です。
簡単なことではないと思うけれど、自分のスタイルを尊重してあげられる自分になりたいですね。
↓【追記】留学まで後1週間というタイミングも
この本の言葉にたくさん救われています。
何か行動しよう、挑戦しようそう思っている方に
届けたい言葉を選びました。
読み終えて思ったこと
初めてこれを読み切ったのが2019年3月です。
私は今、高校卒業したばかりの18歳。
この本を読んでも、正直理解できないこともありました。
これからも時々読み返しては力にしたり、自分のものにしていったり、
そして理解できる部分を増やしてい期待ですね。
韓国にいったら原本を買って、辞書を開きながら読み直します。
自分との向き合い方がわからない方、自分を見失っている感覚がある方には特におすすめしたい一冊です。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
この言葉達に助けられながら、今日も少しだけ自分を可愛がりながら過ごせるとイイですね。
おしまいっ
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